東京から富山に移住して、ちょうど2年がたちました。
三軒茶屋のアパートで暮らしてた私が、今は富山で畑をやって、卵を売って、季節の魚を焼いてる。正直、2年前は想像もしてなかった暮らしです。
移住を考えてる人って、結構いるんじゃないでしょうか?
でもネットで調べても「補助金がいくら」とか制度の話ばかりで、実際どうなの?っていう本音がなかなか出てこない。
だから2年住んでみた私の正直な感想を、いいことも、そうでもないことも含めて書いてみます。
そもそも、なんで富山に移住したの?
きっかけは、人生のいろんなタイミングが重なったことでした。
当時は結婚して1年。旦那は契約社員で、私が一人暮らししてたアパートに一緒に住んでました。
私は仕事が中だるみしてた時期で、なにより上司がとにかくストレスで、正直「逃げ出したい、今を変えたい」がほとんどだったんです…。 その時は、妊活も1年してたけどなかなか授からなくて、「そろそろ引っ越したいし、将来のこと本気で考える時期だな」って思ってました。
ちょうど旦那の実家が自営業で、それを継ぐかどうするか、みたいな話も出ていて。
結婚前に富山に行ったとき、旦那の友達や家族がすごくよくしてくれたのが印象に残ってました。 それに駅前は意外と都会だし、家の近くにショッピングモールもある。 なにより「おじいちゃんの家が空いてるから住んでいいよ」って言ってもらえて。移住者に補助金が出る制度もあったんです。
それで旦那に「富山に移住する?」って聞いたら、「うん!俺はどっちでもいいよ!」って(笑)。その軽さに背中を押されて、移住を決めました。
移住前に不安だったこと
一番の不安は、旦那の仕事が決まってなかったこと。
移住を決めてから3ヶ月くらいで、転職・引っ越し、さらにハネムーンまで詰め込んだので、もうてんやわんや。 私は移住を決めてすぐ転職先を見つけたけど、旦那はほんとに腰が重い人で、ゆーっくり動くもんだから…。 移住したのは6月なのに、結局旦那が転職したのはその年の12月でした(笑)。
富山のイメージは、「人が少ない!海・山・めしうま!でも適度に都会で必要なものは全部そろう」。この印象は、だいたい当たってました。
「これは富山の方が断然いい!」と思うこと
一番大きいのは、雑音が減ったこと。
東京は娯楽が多いぶん、「新しいイベント」「話題のスポット」みたいな情報がずっと流れてくる。それが富山だとぐっと減って、ずっとやりたくてできなかったことが、どんどんできるようになったんです。
それと、季節を食べる暮らしになりました。畑を始めて、春はホタルイカ・タケノコ・山菜、夏は畑のキュウリやトマトをその場で取って食べたり、秋は栗やキノコを新米で炊いて、七輪で焼いたサンマと食べる、冬は待ってましたの寒ブリと紅ズワイ。食べ物で季節を感じられるのが本当に豊かに感じます。
時には人が少ない公園でゆっくりピクニックしたり、思い立ったらすぐ海に釣りに行けたり。 とにかく毎日が楽しいのと、余計な情報が少ないので頭の中がクリアで、ずっとご機嫌でいられる。この感覚は東京じゃ味わえなかったです。
お金の面でも、遊びにお金がかからないぶん、少しゆとりが出ました。
逆に「東京が恋しい…」と思うこと
やっぱり、友達になかなか会えないのは寂しい。
でも、野菜を送ったり、たまに行き来したりするようになって、会える時間をより大事に楽しむようになった気もします。離れたからこそ濃くなる関係もあるんだな~っと。
あとは、三軒茶屋に住んでたからか、あの雑多な商店街の空気はちょっと懐かしいですね。ごちゃごちゃした感じ、嫌いじゃなかったので。
2年住んで、イメージと違ったこと
正直に言うと、旅行に行くには「陸の孤島か!」ってくらい不便(笑)。どこに行くにも時間がかかる。
あと人が少ないぶん、発展のスピードはゆっくりだなと感じます。そして——とにかく曇りの日が多い!これは富山あるあるだと思う。
意外だったのは、人がすごく優しいこと。 そして、そんな優しい人たちに囲まれて暮らしてみて、「あ、私って気が強いんだな」って自分で気づいたこと(笑)。これは移住しなかったら一生わからなかったかも。
暮らしとお金の変化
生活のペースはかなり変わりました。 なにより、ストレスがなくなったからか、妊娠しました(笑)。あんなに授からなかったのに、不思議ですよね! 環境って本当に体に出るんだな~と思いました。
子育てに手厚くて、子どもの遊び場がたくさんあって、人が少ないのもいい。 のびのび育てられてる実感があります。
車社会、実際どう?
富山は車社会って言われるけど、実際うちは土日しか車を使ってません。 だからカーシェアでもいいかもって思うくらいです。今も友人からもらった軽自動車で十分だし、これからもそうかも?
富山は県自体が小さいので、移動はけっこう楽です。 ただ、お店が一つひとつ大きいから、いちいち車で移動するのが面倒に感じることも。その点、家の近くにショッピングモールがあるのは本当に助かってます。
(ちなみに最近は自転車通勤も始めました。これはこれで最高なので、別の記事に書いてます)
ご近所付き合いは?田舎特有のこと、ある?
じつは、いまだにママ友はできてません(笑)。でも「田舎だなあ」ってしんどく感じることは、あんまりないんです。
私はわりと誰にでも声をかけちゃう性格なので、ご近所には大葉をくれるおじさん、ハーブをくれるおばさん、畑の横の”山田のばあちゃん”…みたいな関係ができてきました。 おじいちゃん・おばあちゃんが、本当に親切にいろいろ教えてくれる。これが移住生活の宝物だったりします。
若い人との関わりは、まだ同僚と旦那の友達くらい。また、なにかあったら報告しますね!
子育て・仕事はどう変わった?
子育て環境はいいと思います。ちょっと面白いのは、教育の選択肢が少ないから、逆に迷わないこと(笑)。 「まあ何とかなるでしょ」って思える。それでいてインターナショナルスクールや大学附属の幼稚園もあるので、学びの場がないわけじゃない。
仕事は、びっくりするくらい変わったし、自信がつきました。
前はWeb広告の仕事をしてたんですが、苦手な上司の下で、売上のストレスと毎日のルーティンワークにうんざりしてました。 それが今は、前と同じ給料で転職できたのに、仕事量もストレスも半分以下。産休・育休中に副業も始められたし、こうやって発信活動もできて、畑や地域活動にも参加できてる。
前よりずっと活動的になって、いつもご機嫌で前向きでいられてる気がします。
2年たった今、移住してよかった?
最初のうちは、寂しさや暇を感じて、少し後悔したこともありました。
でも今は、はっきり言えます。あの時移住してほんとによかったって。 東京にあのままいたら、やりたいことも、忙しさに埋もれてできない日々が続いてたと思う。
今はやりたいことで毎日が忙しくて、充実してる。 自分で人生をコントロールしてる感覚がすごくあるんです! ほんとに移住してよかったし、これからもいろんなところに住んでみたいって、心から思うようになりました。
これから移住を考えてる人へ
まず、考えるより先に、現地に行ってどう感じるか試してみてほしいです。 頭で考えるより、体で感じたことのほうが正しかったりするので。
今はインターネットでなんでも手に入るし、仕事もできる時代。 思い切って仕事を辞めて移っても、案外なんとかなると思います。
ひとつ私が思うのは、移住するなら若いうちがいいってこと!田舎は仕事が少ないから、若い方が採用されやすいし選べます。 逆に言うと、東京は仕事にあふれてるから、元気なら何歳になっても働けるのでいつでも住める場所。
だったら、体力も気力もある若いうちに移住して、いろんな人とつながる経験をしたほうがいい。リスタートなんて、この日本にいればいつでもできるんだから。
だから、迷ってる人に言いたい。
迷うな!進め!今が一番若いんや!!
最後までお読みいただきありがとうございます! では、また書きます。