先に言っておくと、これはちょっと昔の時代の感覚も混じった話として読んでくださいね。

わたし、タバコを吸っていました。しかも10代の頃から、かれこれ20年のうちのそこそこ長い期間。多いときで1日1箱くらい。今こうして書くとなかなかの喫煙者です(笑)。

そんなわたしが、何度かの失敗を経て、今のところ禁煙に成功しています。同じように「やめたいけど、どうせ無理かも」と思っている人に、正直な流れをぜんぶ書いておきます。

20年吸ってた私が「やめよう」と思ったきっかけは、やっぱり妊娠

きっかけは、やっぱり妊娠でした。

ただ、恥ずかしい話、妊娠が分かってすぐスパッとやめられたか?というと……正直、いいえです。分かってから1週間くらいかけて、なんとか自力で一旦やめました。

娘が生まれて、1歳になるまでは母乳もたくさん出ていたので、そのあいだはちゃんと禁煙できていたんです。「あ、意外といけるじゃん」って、このときは思っていました。

一度はやめられた。でも「慣らし保育」の間に魔がさした

問題はそのあとです。

娘が保育園に入って、慣らし保育に行っているあいだ。ふっと一人の時間ができたその隙に、魔がさして、また吸ってしまったんです。

一度手を出すと、あっという間に元通り。あんなに頑張ってやめたのに……という自己嫌悪もありつつ、やめられませんでした。

自力はもうこりごり。2回目は禁煙外来に駆け込んだ

最初の禁煙は、言ってみれば「わが子の力」で乗り切れました。でも2回目は、自分の意志だけではどうしても無理でした。

そこで、思い切って禁煙外来を受診しました。処方されたのが「チャンピックス」という飲み薬です。

正直な感想を言うと、自力でがんばろうとしていたのがばからしくなるくらい、あっさりでした。そんなにお金もかからないし、悩んでるならさっさと禁煙外来に行ったほうがいい、というのが今のわたしの本音です。

ちなみにこのチャンピックス、実はしばらく手に入らない時期がありました。海外の製造工程で発がん性の可能性がある不純物が見つかって、2021年から出荷が止まっていたんです。それが2025年の秋に通常出荷が再開されて、休止していた禁煙外来もまた動き出した、という背景があります。わたしが受診できたのも、この再開後の流れでした。

一番つらいのは3日目と1週間。でも薬で「気づけばやめてた」

禁煙して一番しんどいのは、3日目と、1週間経ったあたりでした。

女性なら分かってもらえると思うけど、ちょうど生理前みたいに、小さなことが許せなくてイライラ・ソワソワ。頭の中は常に「吸いたい」でいっぱいでした。

でも、チャンピックスを飲んでいると、その「吸いたい」が自然と薄れていくんです。イライラもなくて、気づけば薬を飲むのを忘れるくらい、自然にやめられていました

(※本当は最後まで飲みきるのが決まりなんですけどね。わたしは万が一のお守りに何錠か手元に残しちゃってます。ここは良い子はマネしないやつです(笑))

禁煙外来って高いの?費用と条件をちゃんと調べてみた

「気になるけどお金が…」という人のために、調べた範囲をまとめておきます。

  • 費用:健康保険が使えれば、12週間・計5回の受診で自己負担はだいたい1万2千〜2万円くらい
  • 期間:12週間で5回通うのが基本のプログラム
  • 保険が使える条件:ニコチン依存度テストで5点以上/すぐに禁煙したいと思っている/文書で同意する など(35歳以上の場合は「1日の本数×年数」が200以上、という条件もあり)
  • 成功率:プログラムを最後までやりきった人だと、約7〜8割が禁煙成功というデータも

タバコ代を思えば、むしろ安いくらいだと思います。

太った?むしろ運動する習慣までついた

よく聞かれる「禁煙したら太る問題」。わたしの場合は、太るというより、いい方向に転がりました。

タバコに使っていた時間を埋めるように、体を動かすようになったんです。小さくてもいい習慣を続けると、次のいい習慣が勝手についてくるってよく言いますよね。まさにそれで、今ではダイエットまで始めています。

吸いたくなったのは、BBQの1回だけ

わたしは子育て中でお酒の場が少なかったのと、旦那がお酒もタバコもやらない人なので、吸いたくなる場面自体が少なかったのは正直ラッキーでした。

唯一グラッときたのが、BBQのとき。あの空気って、なんであんなに吸いたくなるんでしょうね(笑)。そのときはコンビニに走って、ベイプ(電子タバコ)を吸ってしのぎました。

お医者さんからは「ベイプも喫煙を誘発するから捨てなさい」と言われたので、ここはあくまでわたしの自己流です。でも、たまにどうしても……というときにベイプでごまかせると、わたしは満足できました。

旦那は「もう吸っていいよ」と言った

禁煙してはイライラして、結局また戻る。そんなわたしを見て、旦那は「もう吸っていいよ、そんなふうになるくらいなら」と言っていました。

でも、それでもわたしは「節約のためにも、子どものためにも、やめたいの。ごめんだけど応援して!」とお願いしました。応援してほしい、って自分から言えたのは、今回わりと大きかった気がします。

やめて一番よかったのは、毎月1万5千円が浮いたこと

やめてよかったことは色々あるけど、いちばん実感するのはお金です。毎月1万5千円くらいが、まるっと浮きました

これを毎月インデックス投資に回したら、5年後にいくらになるんだろう……って考えると、今まで煙にしてたお金が惜しくて、ちょっと怖いくらいです(笑)。

同じように「やめたいけど」と迷ってる人へ

伝えたいのは、やめたいなら、禁煙外来は本当におすすめということ。

最初の1週間は薬を飲みながら吸ってもいいんですが、その「吸いながら考える1週間」で、タバコって本当に無駄だなあ……としみじみ思えるんです。

あと一つコツを言うなら、「起きてすぐ吸う」みたいに行動とセットになっている1本から見直すと、ぐっとやめやすくなると思います。その習慣を先に崩してから禁煙に入るのもアリです。

20年吸ってたわたしでもやめられたので、大丈夫。迷ってるなら、まず一歩だけ踏み出してみてほしいです。


※禁煙外来の費用・保険適用の条件・お薬のことは、制度や在庫の状況で変わります。この記事は2026年時点のわたしの体験と、調べた範囲の情報です。最新の内容や、自分が対象になるかどうかは、必ず病院やお医者さんに確認してくださいね。